まずは、基本のフレームの選び方について知っておきましょう。
フレームの縦幅が広い眼鏡を選んでしまうと、鼻が低く見えてしまいます。バランスを考えるなら、眉から顎までの長さの1/3以内に収まる縦幅のフレームを選びましょう。
顔を小さく見せようと、顔幅よりも広いフレームを選んでしまうと、眼が寄っているように見えてしまいます。顔の幅と近いフレームを選ぶと、スマートな目元を演出することができます。
顔の形や大きさによって、似合うフレームも異なってきます。続いて、顔型別に似合うフレームの選び方を解説していきましょう。
丸いフレームの眼鏡は、ますます顔の丸みを強調してしまうのでNG。また、下だけリムがある「逆ナイロール」は顔が短く見えるのでおすすめできません。
角のある「スクエア型」がおすすめ。丸いフェイスラインをシャープに見せ、クールで知的な印象を演出することができます。また、ほっそりと面長に見せたい人には、下の縁が無いハーフリム(ナイロール)か、天地の狭いフレームを選びましょう。
フレームの天地が狭いフレームを選ぶと、顔をより長く見せてしまうので「スクエア型」はNGです。また目線が上にあがってしまい面長をより強調することになる「ナイロール型」も避けましょう。
フレームが縦に長い「ウェリントン」タイプか、下にだけリムがある「アンダーリム(逆ナイロール)」、「オーバル」タイプのメガネフレームがおすすめ。フレーム下から顎までの距離を縮めることで小顔に見せる効果があります。
小さなフレームを選んでしまうと窮屈な印象を与え、より顔の大きさを強調してしまうことに。また、「スクエア」タイプを選んでしまうと、顔が角張って見えるので、これまた顔の大きく見せてしまうので避けた方がよいでしょう。
天地幅の広い「オーバル」タイプや、大きく太いセルフレームがおすすめ。さらにフレーム色を寒色系にすれば、引き締まった印象がプラスされ効果的。細身のフレームを選ぶ際は、ワンポイントでボリューム感のあるフレームを選ぶと◎
小顔の人は比較的どのタイプのフレームも似合いますが、天地幅の大きなものだと、メガネばかりが目立ってしまうので避けた方がよいでしょう。
天地幅の浅い「オーバル型」や、縁なしのフレーム「リムレス」タイプなど、存在感のない眼鏡がおすすめ。さらにフレームの色を暖色系にすると、ふっくらと優しいイメージになります。
顔型から眼鏡を選ぶことにプラスして、眉や瞳とのバランスも意識してフレームを選ぶとより最適な眼鏡を選び出すことが可能になります。いくつかのポイントを掛け合わせて選ぶとなると、何を優先すべきか混乱する人もいるかもしれません。そのような場合は、あなたの顔のチャームポイントを引き出す方法を優先させるか、気に入らない部分をカバーする方法のどちらを選ぶとよいでしょう。
眉毛とのバランスを意識すると、より良いフレーム選びが可能になります。
基本は、フレームの上の部分(トップリム)と眉毛のラインが平行となるよう選びますが、つり上がった眉の人は眉頭とトップリムを、鋭角な山型の眉の人は眉頭と眉尻がトップリムと平行になるよう選ぶとキツイ印象を和らげる効果が。
また、眉とトップリムが離れると、老けた印象を与えますので注意してください。 眉と目の中間より上の位置に、トップリムがくるよう選びましょう。
レンズのどこに瞳が位置するかでも、印象が変わることをご存じですか?
眼鏡を掛けた時、レンズの左右と天地がクロスするポイントよりやや上に瞳の中心がくるのがベストバランスだといわれています。
この位置より上にくると頼りない印象なってしまいます。
最後に、代表的なフレームデザインをご紹介しましょう。
いわゆる丸メガネです。ジョン・レノンが掛けていたメガネといえばイメージしやすいでしょうか。その人の持つ顔の個性を際立たせる効果があり、掛けるだけで強い印象を与えます。文豪のような知的なイメージを演出できます。 | |
レンズの形状が楕円形になっているフレームです。天地幅は浅いものから深めのものまで、バリエーションが多いので選択の幅が広いです。男性のハードな印象を和らげ、女性には優しく温和なイメージを与えます。 | |
角型や長方形、全体に直線的なフレームです。シャープで知的なイメージを演出することができます。顔を引き締める効果があるので、丸顔の人に向いています。 | |
丸みを帯びた逆三角形型のフレームです。知的な雰囲気が漂うのは、明治~大正期のインテリ達がこぞって愛用したことによるかもしれません。トラディショナルなメガネとして、定期的にブームが訪れます。 | |
フレームが逆台形型になっている定番中の定番デザイン。シンプルかつ落ち着いた印象を与える、大人の男性に似合うフレームです。ビンテージと呼ばれるメガネはこのタイプのものが多いです。 | |
スクエア型の天地が丸みを持って膨らみ、樽のような形状をしているフレームです。この膨らみから樽型とも呼ばれます。柔らかいイメージを与えるので、女性に人気があります。 | |
レイバンのサングラスでおなじみの形ですね。軍用のパイロットグラスから生まれたこのフレームは時代を問わず根強い人気を持っています。タモリや松田優作が好んでいたデザインとしても有名。 | |
目じりが上がったデザインで、とにかく個性的です。モンローメガネ、とも呼ばれ、小悪魔的なイメージも持っています。ミュージシャンなどに人気のフレームです。 | |
オクタゴン、すなわち八角形。スクエア型の角をへこませた形状で、スクエア型よりもクセがなく、柔らかいデザインとなっています。日本人の顔に合いやすいフレームともいわれています。 |