ホーム > 目と眼鏡のカンケイ > 合わない眼鏡がカラダを蝕む…
眼と脳は神経でつながっています。視神経はほかの神経とも隣り合っているので、眼に負担がかることで、体のほかの期間に何かしらの不調が起きることは考えられることです。
頭痛に悩まされる方のなかには、夕方になると目が異常に疲れるという経験はありませんか?
もし、あなたが普段、眼鏡をかけて仕事をしているなら、今かけている眼鏡を疑ってみて下さい。
合わない眼鏡をかけ続けることは、眼精疲労を招くことになります。
眼精疲労は悪化すると、偏頭痛や肩こりなどを引き起こすことがあり、ただの疲れと放っておかず根本的な対策が必要な症状です。
また、合わない眼鏡は、よく見えないため姿勢が悪くなったり、眼を凝らしたり、不自然な姿勢になりがち。猫背となり、これもまた肩こりや腰痛を引き起こすことになります。
一般的に、人間の視力は年齢を重ねるごとに悪くなるといわれています。ですから、以前、購入した眼鏡と同じ度数で眼鏡を作ると、合わない可能性があります。
現在は、手元にある眼鏡と同じ度数で新しく眼鏡を作ることが可能な眼鏡店もありますが、できれば眼鏡を作るたびに検眼を行い、そのときの眼の状態に合った度数で眼鏡を作ることをおすすめします。
また、PC用メガネや、中近両用レンズ・近近両用レンズの登場により、さまざまなシーンに合わせ眼鏡を作ることが可能になってきました。
矯正視力の異なる眼鏡を並行して用いると、眼鏡を入れ替える毎に脳の視覚中枢がパニックを起こし、眼精疲労に繋がるそうです。そのような状況にならないためにも、状況に応じたレンズを選べるスタッフがいる眼鏡店で、しっかり検眼してもらい眼鏡を新調するとよいでしょう。
眼鏡店では、ふだんの生活の中での「見え方」を考慮して検眼してくれます。
ここで注意したいのが、どのような「見え方」をコーディネートするかは、眼鏡店スタッフのさじ加減によって若干差が出てきてしまいます。
「くっきりと、よく見える」強めの度数を薦めるスタッフがいれば、眼の負担を考え少し弱めの度数を提案するスタッフもいるでしょう。
つい「くっきり見える」度数の強いレンズを選択しがちですが、その前に見えすぎることがどれほど眼に負担をかけているのか考えてみてください。
人間の目は、近くの物体を見る時に、眼の筋肉を使って水晶体が膨らむようになっています。遠くまでクリアに見えるということは、常に眼の筋肉を使っていることになり、これもまた眼精疲労を引き起こす原因となります。
眼鏡店スタッフの知識や技術、経験には個人差があります。こればかりは、経験がものをいう世界となりますので、ショップにより当たり外れはあるでしょう。
歴史のある眼鏡店や、社内認定など社員教育に力を入れている眼鏡店、取扱い商品数の多いショップは、社歴が長い熟練スタッフと出会える確立が上がります。
カジュアルで立ち寄りやすい眼鏡店よりも、地元で長年メガネ店を営んでいる店主に、そのような人物がいるかもしれませんよ。