ジェームス・ディーン、ジョニー・デップ等の著名人が愛用し、世界中に多くのファンを抱える伝説的なメガネメーカーTart Optical (タートオプティカル)。
1948年にニューヨークで産声を上げたこの会社は、実は1970年代に消滅しています。ですから、Tart Opticalのメガネはビンテージ扱いとなり、入手困難なフレームでした。しかし最近、日本製のハンドメイド製品として再生産されることになり、再び注目されるように。
ジョニー・デップが出演映画で使用したモデルである「Arnel Walnut」は、クラシックさを保ちつつシャープな印象の個性的な一本。 誰もが復刻を待ち望んだフレームです。
日本の個性派ブランドのひとつ「Kame ManNen(カメマンネン)」は、1917年にメガネ職人・木村菊次郎によって生み出されました。彼の「丈夫で末長く使えるフレームを作りたい」という思いが、「鶴は千年、亀は万年」という言葉と融合して命名されました。
得意とするのは、フレームの独特の丸みが強調された、モダンでシックなメガネ。耐久性は抜群で、名前に違わず末永く顔の一部となってくれること間違いなしです。
“見るため”だけでなく、“見られる”ことにも重きを置いているアイウェアブランド「alain mikli(アランミクリ)」。
眼鏡のファッションアイテムとしての価値を最初に高めたといわれるアラン・ミクリ。
既成のフレームに失望し、デザイナーとなった彼が生み出すフレームは、独創的なデザインとカラーリングが特徴です。まるで美しいオブジェのようなその眼鏡を掛けた人たちは、その魅力から抜け出すことができなくなるほど。
個性的な色彩が魅力のalain mikliですが、初めて掛けるなら「AL10480004」のような落ち着いた色合いのフレームはいかがでしょう?
一見、黒縁のように見えるフレームですが、テンプル部分やフロントの内側がクリアとブラックのダミエ柄になっています。仕事でも使えるシンプルだけど、個性的な1本。
G.M.S. (ジーエムエス)は、「品質第一主義」を維持しつつ進化を続けるメガネ。その始まりは、1933年。なんと昭和天皇献上用として産声を上げました。
伝統を残しつつ新たに加えることの出来る進化とは何か? その答えが、G.M.S.のシンボルともいえるフレームに垣間見えます。現行モデルは、βチタンと金無垢を最先端技術で接合させた世界初のオリジナルの素材を採用。
天皇献上用のメガネに記されていた「★」マークをデザインアイコンに、歴史とモノづくりに対するこだわりを表現しています。
以上、今回紹介したブランドのほかにも、セルフレームで新作を発信し続ける国産の「トレミー48」や、アランミクリ出身のジャック・デュラン氏が立ち上げたネオクラシカル「ジャック・デュラン」、見えない部分だからこそのこだわりが新しい「ティーケー」など、個性あふれるメガネブランドは世界中に沢山あります。
自分のパートナーとなり得るメガネ探しの旅に、終わりはありません。