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実は重要だった! 眼鏡レンズの選び方:こんなに違う!レンズの種類と見え方の違い

実は重要だった! 眼鏡レンズの選び方:こんなに違う!レンズの種類と見え方の違い(イメージ)

眼鏡レンズは、使用目的に合わせて選ぶことが大事

眼鏡レンズを選ぶとき、その使用目的に合わせて選択しないと、疲れを引き起こしたり、視界がすっきりせずストレスになったりします。そのような事態にならないために、こちらのコーナーでは、用途に合わせたレンズ選びができるよう、レンズの種類による機能の違いを解説しています。

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レンズの機能による違いと役割

眼鏡レンズは、機能によって以下の4つにわけることができます。
・単焦点レンズ … 焦点が合う距離はひとつ
・多焦点レンズ … 焦点が合う距離がふたつ以上
・偏光レンズ … 反射のまぶしさから眼を守る
・調光レンズ … 太陽の光や紫外線に当たると色が変化
それぞれのレンズの特徴を解説していきます。

単焦点レンズ

単焦点レンズとは、1枚のレンズの中にある度数は度数が同じレンズです。近視や遠視用の眼鏡は、すべて単焦点レンズが使われています。
老眼鏡にも単焦点レンズが使われていますが、単焦点の老眼鏡は、近くを見るぶんには良いのですが、遠くはぼやけてしまう、欠点が。
そこで、この不便さを解消するために誕生したのが「多焦点レンズ」になります。多焦点レンズは、近くと遠方、その中間の距離までひとつのレンズで見ることが可能です。

多焦点レンズ

多焦点レンズは、1枚のレンズの中に、2つ以上の異なる度数があるレンズのことをいいます。 おもに、遠近両用メガネで使用されるレンズです。

多焦点レンズでも、1枚のレンズの中にふたつの度があるレンズを「二重焦点レンズ」、三つの度があるレンズを「三重焦点レンズ」といいます。

多焦点レンズの例

多焦点レンズは、度数の違うレンズの境目が目立つため、ひと目で老眼鏡と分かることを気にする人が多いレンズです。そのような悩みを解決するため誕生したのが「累進多焦点レンズ」になります。

累進多焦点レンズ

累進多焦点レンズのイメージ 累進多焦点レンズは、徐々に度数が切り替わるので、多焦点レンズよりも境目が目立たちません。いかにも老眼鏡と見られないレンズと人気です。

偏光レンズ

偏光レンズとは、光のまぶしさを取り除く機能をもったレンズです。とくに下の方からくる光の反射を抑えてくれるので、釣りやスキー、ゴルフ、ドライブに使用する眼鏡のレンズに選ばれるレンズです。

調光レンズ

調光レンズは、紫外線が当たるとレンズが変色する機能があるレンズです。室内では、ほぼ無色透明のレンズが、屋外で太陽の光や紫外線に当たるとレンズの色が変化し眼を保護してくれます。

眼鏡レンズの設計による違いと特徴

眼鏡レンズを「設計」の違いで分けると「球面レンズ」と「非球面レンズ」、「両面非球面レンズ」の3種類があります。

球面レンズ

球面レンズとは、レンズを横から見たとき、丸くカーブを描くように設計されているレンズです。レンズ付きのセット販売をしている眼鏡店では、一番安いセット料金に含まれるレンズになります。
レンズの外側に行けば行くほど、ゆがみが大きくなることがデメリット。しかし、球面レンズであっても、小さなフレームであれば外側部分はカットされるため、それほどゆがみは発生しません。

非球面レンズ

非球面レンズとは、レンズを横から見て平らに設計されているレンズです。球面レンズに比べ、薄くゆがみが少ないことが特徴。しかしながら、球面レンズよりも、価格が高くなるというデメリットがあります。
非球面レンズは球面レンズの弱点を補うべく開発されたものでもあるので、基本的には非球面レンズの方が高性能であると考えても良いでしょう。

両面非球面レンズ

両面非球面レンズは、レンズの両面が平らに加工されたレンズです。非球面レンズよりも、さらに薄くなり、前出の2つのレンズに比べ高価で取り扱っている眼鏡店も限られてきます。

レンズを守ったり、機能性をアップする「コーティング」

眼鏡レンズを、長持ちさせたり、機能性をアップするために行うのが「コーティング」。 レンズを傷から守る、耐衝撃性のアップ、光の反射防止や紫外線カット、レンズの汚れや曇りを防止する機能などがあります。

■防傷性能強化コート(ハードコート)

プラスチックレンズを傷から守るコート。

■反射防止コート(マルチコート)

光の反射による、ちらつきを軽減し見やすくするための処理。

■耐衝撃性強化コート

スポーツなど激しい運動によりレンズを割れにくくするための処理。

■汚れ防止コート

水や油分をはじき、レンズの汚れを防ぐためのコート。

■くもり防止コート

レンズが曇るのを防止するためのコート。

■静電気防止コート

静電気を防止し、ホコリや花粉が付きにくくするコート。

以上のように、コーティングにはさまざまな種類がありますが、眼鏡を正しく取り扱わないとその効果は半減してしまいます。また、レンズにはもともと何層ものコーティングが施されているので、普段からの手入れも忘れずに。

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